設立趣旨

開設当時東洋一を誇った広大な築地市場は、急増する入荷量と戦後の輸送車輌の大型化と増加に伴い、年々狭量化が進みました。

当時、築地市場は鮮魚だけで1,200トンの入荷量に達し、運輸省の免許を受けた50社におよぶ輸送業者が、昼夜をいとわず入荷物の荷捌きと輸送の役割を担い、流通の円滑化に大きく貢献していました。

しかし、市場の拡大に伴い、無許可の白ナンバートラックが横行して場内の秩序を乱すことが増えました。本来であれば、築地市場内で運送業などを営む者は全て都知事の許可を受けなければなりません。

そこで東京都は、昭和32年度に東京都中央卸売市場業務規定の一部改正を行い、場内の秩序維持のためにこれらの無許可営業を厳しく取り締まる方針を打ち出しました。

私たち運輸省の免許を受けた輸送業者は、この機に東京都の築地市場運営に全面的に協力し、場内の秩序維持や生鮮食料品の円滑な流通の一助を担うため、志を一つにする輸送業者27社をもって東京都中央卸売市場輸送協力会の設立に至りました。

協力会の目的

東京都中央卸売市場輸送協力会は、豊洲市場で搬入・搬出される荷物の輸送業者により組織しています。関係官庁と密接な連絡をはかり、輸送秩序の確立、業務の円滑な運営や合理化を促進して、市場の発展に寄与するために次の事業を行っています。

  • 官公庁からの指導事項の迅速なる伝達と周知
  • 生鮮食料品輸送の秩序確立
  • 税務、経営、金融、衛生、資材の合理化
  • 会員の福祉の向上、相互の親睦
  • 講演会、講習会、その他行事
  • その他、本会の目的を達成するために必要な事項に関すること

概要

運営元 東京都中央卸売市場輸送協力会
代表者 会長 椎名幸子
所在地 〒135-0061
東京都江東区豊洲6丁目6番地2号 7街区水産卸売場棟3階  320号室
TEL 03-6633-0400
FAX 03-6633-0401
設立 昭和31年8月8日
会員数 126社(令和6年2月現在)
役員数 会長1名、副会長5名、専務理事1名、常任理事6名、理事10名、監事3名(令和4年6月現在)